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京都散策

天気は曇りだが、先までの雨でしっとりとした風情。

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相方と合流して、まずはバスで銀閣寺まで移動。銀閣寺前の世継茶屋でお昼にする。にしん茶そばが美味しい。相方はにしん蕎麦を見るのが初めてだったようだが、地方色のあるメニューなのだろうか。東京だと駅蕎麦でもあるので判別がつかない。食後に飲んだ米麹の甘酒も美味。生姜が効いていて温まる。

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銀閣寺に限らず、京都は昔住んでいた時に一通り巡ったはずだが、流石に幼い時のことであり記憶がない。だから、久しぶりに訪れたはずなのだが新鮮な眼で見られる。まずは築山が見事。紅葉は紅というより黄色や茶っぽい朱が主かな。先刻までの雨でしっとりと湿っているので、落ち着いた風合いがある。

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ぶらりと歩いて、上の方から見下ろすと絶景。惜しむらくは銀閣は改装中なので、中が空いたままでシートがかけられ木材が見えていた。でも、普段はわからない屋根の葺き方が解説されていたのでそんなに損した気分ではない。

銀閣寺の後は哲学の道をぶらぶらと歩く。ところどころぬかるみや水たまりがあるが、石畳は石畳であるきにくいので、どっちでもあまり変わらない。哲学を考える雰囲気でないことだけは確かか(苦笑) 緑が多く水の流れもあるので、天気が良ければ実に適した雰囲気なのだろう。

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途中で道を逸れて法然院に寄ってみる。苔蒸した山門が実に情緒たっぷり。中も雨でしっとりとした苔と落葉と石と池があいまって、歩いているだけで実に風情がある。水盆に葉が落ちている様すらただただ静かに美しい。

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哲学の道に戻り、今度は駒犬ならぬ駒鼠を見に大豊神社へ。お参りすると、両脇の駒鼠のどんぐりが足元に供えられている。右側のがどことなくBWMのラットルに似ているかな? 災難避けと火避けで駒鳥と、駒猿も発見。

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若王子神社は疲れかけていたのでパスして、永観堂へ。入って驚いたのが、白壁に文字が書かれていること。最初は落書きかと思ったがよく見ると「おこしやす もみじの 永観堂」と歓迎のメッセージだった。近づくと、紅葉を貼りつけてレタリングしてあるのがよくわかる。別の壁には日付入りのメッセージもあったので、毎日貼りなおしているのかな? かなり粋。

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豪語するだけあって紅い紅葉と黄色い銀杏のコントラストが実に美しい。他の所よりなお紅い。丁度陽がちょっと傾きかけた時間なので、陽に透ける色が本当に鮮やか。ぶらぶらと散策するだけでなんとなくいい気分になる。

ここまで歩き詰めて疲れたので、相方と相談して人力車を利用してみる。清水の夜間を狙っていると予定を相談したところ、知恩院まで人力車で行って、後は歩いて楽しむのが良いだろうとの事。30分のコースで行ってもらうことにする。

乗車は足台を利用して乗り、朱のうわがけを2枚重ねて膝に乗せる。そこをベルトで止めて完了。最初に持ち上げてもらう時はちょっとだけ揺れ、坂を降りる時は少々スピードが出るので。速度的には私はぎりぎりの所だったけど、1回だけだったので安心。流石に手だけは少々寒い。交通的には2輪らしく、二段階右折したり、30秒しかない青信号を全力疾走したりしていた。

もちろん、ただ走るだけではなくしょっちゅう後ろを向いたりで観光案内をさかんにしてくれる。旧い閑静な高級住宅街の町並みを案内してくれたり、ひっそりとある名店、個人で公開している庭園の場所、そしてもちろん途中にある寺社の歴史や今やっているイベント情報など、本当に色々と教えてもった。要所では写真を撮ってくれもする。

知恩院の大門前で降車。最後に領収書を兼ねたアンケートを渡されたが、そこにあるチケットを見せれば次回からは割引が効くようだ。今度は疲れたから、ではなく普通に知らないあたりを案内してもらうのも良さそうだ。

載っている最中動いていないこともあり寒いので、適当に露天の甘酒であたたまる。近くで弾き語りをしている人がいたので、いいBGMだった。ほっと一息ついてから再動。

高台寺は紅葉の名所だし、昨年も人の多さにめげていっていないので是非いきたかったのだが、今年も並んでいる列の折り返しの長さをみて断念。時間的に見ているとどうやっても清水寺に間にあわない。お店に入り抹茶で一息ついてから、清水の方面へ。

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清水寺 夜の特別拝観、夕方に一度閉めてライトアップしてから再度公開。そのため、30分前位に着いたところ、参道の途中まで登ったところでずらりと並ぶ列に行きあたった。狭い道の半分が列に占拠されているので、警備の人達がずらりと並び誘導している。

入る前から望める仁王門と三重塔が美しい。ライトが天にも向けられており、そのラインが坂下からでも望めた。入場は一応チケット購入列と入場列を分けていたんだが、前購入した人ってどの程度いたのだろうか。そして、仁王門をくぐったところでまずみとれるので微妙に渋滞確定(笑)

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本番の舞台を見にいく前に、成就院「月の庭」が公開されているようだったのでそちらにまわってみる。坂を下る途中にも紅葉が照らされているのだが、水面に写った紅葉がそのまま在るように見え、最初見た時は崖下までずっと続いている紅葉の樹があるように見えた。別の角度から見るとそうでもないし、写真に撮っても陰の側が薄くなりそうは見えないが、ぼんやりとした灯りの中で見ると本当にひきこまれかねない位に奥行が見えた。

月の庭はどうやら入れ替え制で見せているらしく、まずは正座して月の庭に関するあれこれを拝聴。その後前に進んでいよいよ拝観。残念ながら満月とはいかずライトに照らされての庭だが、それでもしんとした美しさがある。一つ一つの物について効果や見立てを細かく解説してくれるので、非常にわかりやすい。遠近法を駆使していたり、背後の風景を借景していたりで、一見そうとは思えないがよく見ると庭自体はそんな広さでもなかったりする。そして何より、闇に浮かぶ様が良い。

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月の庭の後は、いよいよ清水の舞台。見下ろすと紅葉がこれでもかと光に浮かんでおり、まさに絶景かな絶景かなという所。人込みも凄いが、それに見合う程に紅葉が美しい。ぐるりとまわって、音羽の滝の水をのんで満足して終了。

なお、夜間は手ぶれするというかコンパクトデジカメにはキツい環境なので、DMC-LX3をPモード/測光マルチ/フォーカスマルチ/AWB晴天固定/ISOオート/暗部補正弱に設定の上、手摺りに固定してオートブラッケトでEV±1/3〜1段をきかせてなんとか撮影。手持ちのままだと数枚に一枚がいいところだった。

この時期の京都の宿は高くて取れないので、翌日の移動も考えて大阪へ。地理にうといので、適当にとったら駅から遠すぎた…。疲れていたのでさらに疲労感倍。

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