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科学

はやぶさ映画

はやぶさ/HAYABUSAを見る。

内容としては女性オーバードクターを狂言まわしとして、MUSES-C計画の工程を見ていくというもの。人情話などもはさまれていたが、後半はむしろ空気になる位で良い塩梅だった。

主人公がいきなり採用されてJAXA広報になるのだが、そこでいきなり出くわすのが胸元に挿したプラスチック定規で焼魚をさばく熱血漢の変人、坂上。JAXAの人物を完コピしました!という売り出しだったので、モデルのカメラ斑の斎藤潤氏もそうかと思いきや、パンフレットによると流石に創作だそうで。性格もかなり熱血で脚色されているらしい。

そこから後は皆も知る通り。予算折衝や過去の探査に関する研究会の様子などを回想ではさみつつ、割とあっさりM-Vによる打上げに。ダイオードに関してもメーカーにくってかかるという形で印象に残る伏線が敷いてある。

ここが上手いところなのだが、途中で川口氏も強く関与した「のぞみ(PLANET-B)」の失敗を対比としてはさんでいる。知力をつくしたが衝突確率1%を切ることができなかった事、一般からの声を募集しながらも届けられなかった事。これらが、通信途絶時のはやぶさの運用とターゲットマーカーと比べられ、主人公が自発的に書きはじめ、随所ではやぶさ君の声として語られる「はやぶさ君の冒険日誌」とあわせることで、より一層の涙を絞ることとなる。

なお、その影でハブられたのがミネルヴァ。専門用語は随時字幕で簡単に解説されるのだが、のぞみ運用で培った1ビット通信も取りあげられず。このあたりは尺におさめるための取捨選択で仕方がない。

道程に関しても同じで、リアクションホイールの故障はまとめられ、ターゲットマーカー投下もはやぶさの再挑戦に注力したため1度だけ。そのかわり、スイングバイや着陸、ブローアップのアクシデントにはこれでもかと力がいれられ、技術がわからなくても否が応にも盛り上がる場面となっている。

最大の萌えポイントは、運用の様子。テレメトリ画面の解説や、メーカーの人がコマンドを復唱して投入する様子が良い。JAXA全面協力なので、投入されるコマンドもおそらく本式。コマンドを投入した後、応答待ちでテレメトリのステータスが「***」とマスクされるのがたまらない[1]。いくら資料を揃えても動いているテレメトリやコマンド投入を見るのは難しいわけで、はやぶさ情報は見飽きたという人もこの部分のために行く価値はある。

最後の学位取得と講演に関しては…まあ…映画ですから。

最初の映画の出来がこれだと、後続は切り口をかえているとはいえ対比されると厳しくなりそう。そんなほど良いまとまりの映画でした。鑑賞後のお昼も美味。

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  1. 応答時間を考えると「***」の時間はもっと長かったのだろう、とは思うが。 []

お月さま展

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ぶらついていたら、小田急でJAXA協力の「お月さま展」というのをやっていたので、見てみる。

基本的にはレストランフロアの壁にパネル他を展示してまわるだけだが、月の正確なモデルやSELENEの模型があったり、件のかぐやの月面ビデオがあったり、赤青立体眼鏡での月面立体視があったりと、バラエティ豊か。

普通の展示も良く見るとルノホートがさりげなく入っていたり、かぐやで募集したメッセージからの選り抜きがありその中にかなりつっこみたい類の文句が紛れていたり、ラスト付近に突然はやぶさ〜はやぶさ2計画が出てきたり、と考えるとなかなかに面白い。

27日(火)までと残りは短いですが、気軽に見られるので新宿の西口方面で時間があったら是非どうぞ。

スペースシャトルの最後にビッグサプライズ

Garbage Collection(2011-07-24) スペースシャトルの最後の夜に…

情報として目に見える、それも理解しやすい様に見せるのは難しい。単純なアイデアで誰もが思いつきそうでも、実際にやってみないと本当にそうかはわからない。

それを行い、評価され、なおも改良し、夢を叶え、歩き続けた結果がこの道。まだまだ歩き続けている途中なのでしょうが、ささやかなビッグサプライズおめでとうございます。

福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋

福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋

やっと出た。中身は色々と言われようがあると思うけど、まずこれが最初に出ていればねえ。不十分なものでも叩き台が無い状態と、ある状態では周囲からの批判の有用さが違いすぎる。プロトタイピング重要。

学会から見たプロVSコンピュータ将棋

今回の「情報処理 2011 Vol.52 No.2 通巻552号」は「あから2010勝利への道」と題して、プロ棋士 清水市代女流王将(当時)とあから2000の取り組みの準備や裏話を特集している。

あから2010に対しては4種類の強豪将棋プログラムによる合議制、実践ではクラスタ構成でバックエンドを構える、という所が一般に言われているところですが、実際には東大のistbsクラスタ(166台332 core)、科研費InTriggerクラスタ(21台168core)、東大GPS将棋クラスタ(9台64コア)、電通大Bonanzaクラスタ(7台64コア)、YSSマシン(1台6core)、と遠距離を結んだ広域分散環境となっています。

分散計算ノードとしてクラスタを利用するものの、耐障害性のために単純な並列構成ではない、という所が面白いところです。そのために、ローカル環境(対局隣室)にそれなりなマシンで4種類のプログラムを揃えており、最小構成として全部クラスタが落ちたとしても対局が続行できるようです。

チューニングとしては、あらかじめ定石棋譜を操作して対清水市代女流王将シフトを敷いていたというのが意外でした。あらかじめ苦手な局面を調べておき、後手なら△3四歩を指すようにしていたようです。もっとも、バグにより確率的に選ばないという可能性もあったようですが、本番では無事選んでくれてほっとしたとの事。

また、公正のためにコンピュータに弱い清水女流王将に対して、直接コンピュータ将棋の特性について詳しくレクチャーの上、自由にできる対局環境を用意していた、というあたりも将棋の番外の読みあいの楽しさでしょう。同女史の寄稿ではコンピュータの手がわかるようになった一方で人間相手の手にも影響したとあり、それが良い影響なのか悪い影響なのかはわかりませんが、矢張りまだまだ異質だという事なのでしょう。

次の第二戦は中堅棋士との対局のはずですが、リーマンショックのせいで第一戦でスポンサーが見つからず、結局赤字運営だったとのこと。見つからないと二戦目が厳しいとあり、学術としてはともかく、興業としてはなかなか難しいようです。費用も対戦料・連盟・運営経費各1億で計3億とのことで、昨今の景気ではなかなかポンと出してくれるパトロンはいなさそうです。

金星探査機「あかつき」の金星周回観測軌道投入(VOI-1)の結果について

JAXA|金星探査機「あかつき」の金星周回観測軌道投入(VOI-1)の結果について

軌道投入の失敗を宣言。何らかの原因でセーフホールドモードに入ったため、噴射が数分で終了していたらしい。原因はまだ不明。

次回の機会は約7年後。それまでに運用が続けられるのか、衛星本体は大丈夫なのか、原因は何なのか。

関係者の皆様にはしっかりと頑張り、そして継続なり次に続けるなりして、科学の火を守り続けて欲しい。

(同日夜追記)

JAXA|金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入結果について

夜のニコ生の会見を見た。次のチャンスは6年後。まだ推進系のログは落としたものの解析していないので、原因はこれから。という所のようだ。

マスコミがひたすらスラスタの質問に終始していたが、まあわかりやすくはあるんでしょうね。数回目でもう飽きましたが…本当に何度も繰り返して「仮定ですが」の話まで無理矢理引き出そうとしているのが見え見えでしたし。そんな中、ユーザからのはげましを伝えたニコ生の担当者にささやかな感謝を。

金星探査機「あかつき」 金星軌道投入に挑戦

あかつきが長時間の逆噴射を行って、金星周回軌道に乗る工程の日。

予定通り噴射をして、予定通り金星の影に一旦隠れたので通信途絶、そして予定通り軌道投入を確認…のはずであったが、あかつきからのいらえが返らない。というのが昼までの話。

そこから夜になって判明したのは、あかつきと低利得アンテナで連絡がとれた。中利得アンテナへの切り替えができたのでコマンドも受信してくれる。スピンしているが軌道はまだ未決定。衛星本体は無事らしい、というのが日付がかわるまでの話。

何はともあれ、衛星本体が無事で何より。軌道投入ができているかどうかは現在不明だけれども、明日修正噴射ができるのかどうかがおそらく肝なのだろう。無事乗り切って観測に入って欲しいものだ。

NASAが砒素生命の発見を公表

異質な生命体発見、NASAなど  :日本経済新聞

地球上で砒素を利用する細菌までは従来見つかっていたのだが、今回はDNAにまで砒素が入っている。しかも生命の基本元素であるP(リン)のかわりに入っているらしい、というのがポイント。ATP反応がPじゃない、ということで色々と興味深い世界が広がっていそうだ。

そして砒素生命ときたら珪素生命を期待するのがSF者のたしなみというものだろう。また一つ、SFで物語られた世界に近付いた。

はやぶさのおつかい成功

川口教授「本当に信じられない」 はやぶさの“おつかい”成功に「感激」 – ITmedia News

もちろんサンプル採取が目的だったんだけれども、はやぶさ帰還の時点で既に感慨も科学的成果も十分。それに加えてエクストラな成果まで出たのだから、もう最高。

次は、ここから惑星科学の成果が出てくること。はやぶさの成果はまだまだ続く。

おつかいできたよ

JAXA|はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について

「え、どうしよう」から一転 「イトカワ」サンプル回収の意義と“ドキドキ” (1/2) – ITmedia News

これで、プロジェクト当初に立てた目標のうち、100点満点で500点(プロジェクタイルの発射を除く)の達成。

先日C&Cで再び大気圏に突入したヒートシールド他一式を見て、川口プロマネの講演を聞いてきたばかりなので、実に感慨深い。

おめでとうございます。次は、これを使っての研究ですね。

C&Cユーザフォーラム(2)

川口教授のはやぶさ講演目当てで本日も通う…まあ実体はお仕事なんですが。

内容としては知っていることばかりではあるんですけど、所々に主催企業へのアレコレや、仕分けに対してチクリといった毒舌というかエスプリというかが利いていました。

しっかりと本会場で聞けたので満足。

C&Cユーザフォーラム(1)

丁度整理券の配布時間が良かったので、またはやぶさを見てくる。やっぱり耐熱シールドはよい。

待ち時間の間に司会つきの動画で解説あり。動画を見ると、化学スラスタ沈黙後のはぶさの映像で、片方の太陽パネルのさらに半分程度だけすすけていた。もう片方とあきらかに違っていたのだけれども、内部データからの推測なのかな? 本体も場所によって汚れ具合が違っていた。

左右別々の入口から入って見学。今回は両壁に大きなパネルを張って、解説がついていた。インスツルメントモジュールに残るはやぶさとのへその尾部分とか、解説されたので(歩きながらだが)じっくりと見てくる。

後は、まあ色々と。個人的には基幹業務を大規模仮想化移行した話や、新潟中越沖地震の直撃を受けての事業継続の実体と改善の話が興味深く参考になった。

国立科学博物館 空と宇宙展

特別展「空と宇宙展−飛べ!100年の夢」に行きたいという相方の友人を連れ、上野の科学博物館へ。

目当てはイカ坊(イカロス)あたりらしいが、その前のゾーンでトラップされまくる。「空と」宇宙展の前半部分の力の入れようがなかなか良い。

このように、飛行機の模型がずらりと並ぶコーナーもあれば。

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プロペラやエンジンが並んでいたり。

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発動機の誉や、YS-11の図面などが並んでいたり。と、実に様々。

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もちろん、はやぶさ関連もぬかり無く、相模原では無かったカプセル分離のスプリングや二液混合のスラスタなどの展示品も追加。イカロスの帆は前回展示とか上下が逆に釣られていました。

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その後、地球館・日本館と巡って終了。航空の部分だけでもかなり見応えがある、良い展示でした。

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書きおろし日本SFコレクション NOVA 2

何題か気にいったものを。全体的にはかなりまとまったSF(の範疇に十分入るもの)が多かった気がする。

「かくも無数の悲鳴」
いかにも神林節の認識物だが、異星人によりころころと基盤となる理論がかわるのが面白い。

「バベルの牢獄」
電子出版できない小説。こういう遊びがある限り、本は生き残れると思う。普通に内容だけで楽しめるし、仕掛けを知るとまた何度も読み直したくなる。

「夕暮れにゆうくりなき声満ちて風」
電子出版できない第二弾。正直まだ全部追えてません。ちなみに注意書きには通勤電車の中で読むなとあったが、通勤電車の中で読んだ。

「東京の日記」
外国人の日誌風に東京を描写しつつも、何かがおかしい。では背後に何があるのか、というのでまた一編書けるのだろうが、それを語らないのもまた描写なのだろう。こういうのは外伝とかスピンオフの方式に使うと面白いかもしれない。

「クリュセの魚」
今回の中で、バベルの牢獄と並んで代表作としたい一作。最初はスタンダードにボーイミーツガールだけど、最後の景色と題名からまた想像が進む。

「マトリカレント」
SFで海へのパラダイムシフトというのは大抵人体を極端に改造したり、がちがちの構造物に立て籠るものだけど、シームレスに繋いでみた場合にどうなるか、という一編。フロンティアが宇宙に向くことが無さそうな話でもある。

はやぶさカプセル公開 〜JAXA 相模原キャンパス 特別公開

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はやぶさ目当てに友人達と参加。事前にはやぶさのTwitterで金曜日の状況は流れていたので、ペットボトル二本、帽子、うちわ、薄い長袖、日焼け止め、と準夏コミケ装備級で用意しておく。他の人を見ると、ペットボトルを凍らせたり、冷却装備を追加する人もいたようだ。流石ベテラン勢(何が)

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9時すぎに現地の駅について、無料バスが9:30からだったので10分程歩いて現地に到着。すると、列がずらり。どうやら片方がはやぶさの列らしいので辿っていく…敷地を横断して角までいってもまだ続く。結局最後尾札を見付けて並んだ時には、「4時間くらい覚悟すればいいかな」程度の位置だった。

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どの位かというと、敷地を曲って角までいってから敷地の一片を横断、門から出て壁の逆側をまた横断、そこから道路を渡ってさらに2/3の距離程横断、かと思いきや途中で別な敷地に折れて木々の中の散策道をぐるりと一周大回りでひきまわされてから、やっと現地の博物館敷地に到着。そこから更に3折り半位広場内でうねってから、やっと施設内へ。一端中に入ったら後はわずかなもので、無事にご対面というところ。丁度12時頃だったので、トータルで2.5〜3時間位。

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途中でペットボトルの販売や、露店も出ていたが、流石に氷物系は瞬殺されたいたようだ。ついでに、上映会などの系列のイベントもほぼ瞬殺。便乗商品として、イトカワ揚げパンやはやぶさ煎餅(大・小)などがあった。買い出しにいったのを見てみたが、しっかりと曲りかたがイトカワ。そして、その場で揚げたて…この暑さなのに。

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歩いて周囲をまわって見るだけなので、はやぶさの残したものとのの対面はわずか数分程度。展示物は、ウーメラに降りたパラシュートと、そのカプセルのインスツルメントモジュール、搭載電子機器部、前面ヒートシールド、背面ヒートシールド。そして、比較用に再突入カプセルのエンジニアリングモデル。ヒートシールドなどの下には鏡が置かれており、内面も見られるようになっていた。

パラシュートは目が荒く、40km/secでの硬着陸用というのもうなづける。対衝撃用に電子機器は樹脂で固めてあるそうだが、そこはよくわからなかった。背面ヒートシールドは事前の情報通りに網の目のように金色の部材が焼け残っている。そして、蒸発により大気圏の圧縮による加熱に耐えて硬着陸にも耐えた前面ヒートシールドは、南部鉄器のように複雑かつ微細な模様が色々と見てとれる黒い肌だった。実際に使われたとはとても思えない綺麗さ。背面ヒートシールド他が色々きっちり残っていることからして、所定の性能を十二分に発揮した理想的な帰還だったのだとわかる。

思うに、今回のはやぶさの残したものの展示は「月の石」と同じようなものだと思う。それ単体ではコンテキストを知らないとよくわからないし、学術的な価値に至っては専門家にまかせるしかない。だけれども、見る人にはコンテキストは共有されているし、だからこそこのパラシュートが、部品が、何げない鍋釜のような塊が、60億キロという比較しての想像ができない旅路を終えて、今ここにあるという感慨を引き起すことができる。そして、海外では違う所もあるようだが、少なくともここにあるのははやぶさの残したものであって、はやぶさそのものではない。そういう共感が存在する。それを味わいに長時間並び、そして見たのだ。

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なお、はやぶさの模型とイトカワの模型が展示室近くにあったのだが、凄い人混みだった。そこから少し離れた所に今Twitterで話題のイカロスとアカツキの模型もあったが、そちらはがらんとしたもの。この落差が少々悲しい。イカロス君(@ikaroskun)の無茶ぶりとか楽しいのに…。

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はやぶさの残したものを見た後は、研究所に戻って食堂でお昼。カツカレーを頼んだはいいものの、人手が凄いので場所がなく、結局外で丁度空いたところでテーブルを確保し食べた。その後は、5つある会場の各所の公開品を見学。

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中継で同じみのはやぶさの模型展示。展示についている人がつぶやきに反応してくれる位に熱心に解説されているので、はやぶさのイオンエンジンだけ側は放熱のために銀色だとか、太陽電池の裏が配線になっているとか色々と教えてもらえた。

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最後のはやぶさ通信途絶の時に使われたホワイトボード。意味はわからないが、実際の運用で使われたラフさと丁寧さがある。

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はやぶさカプセルの位置を電波探査した探査局の一つ。この横で実際に動かして電探してみようというのをやっていた。そして、何故か近くに落ちている宇宙イモの札。

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イカロスの展開前の姿と、実際に展開された1/4の帆。展開前の方の近くでは、イカロスに搭載した電子機器や、フィルム(ぺらぺら)、太陽電池などの展示も行われていた。

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最初に外に並んでいる時に冷気が流れてきて有り難かった電波暗室。奥にあるのは先程もあったカプセルの電波探査局。アップルで噂の電波を吸収するトゲトゲ壁もある。実際のものには薬品が使われているらしく触るなとあったが、手前に触れるモデルがあり、触るとスポンジのようにふにゃっとして、強くすると多分ボロボロと崩れそうな脆さを感じた。

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イプシロンロケット系の講演を途中から聞く。外に展示してあるM-V[1] の二段目は地上燃焼試験に使われた実機で、試験用にノズルを切った後がくっきりと色でわかるようになっているのだが、その試験の様子やビデオ等。質疑応答によると、M-Vの燃料の材料比はおおざっぱに言えるが、12%のバインダーが曲者で、色々作ってみたけれどもいちばん 難しいものとの事。二段目の燃料は33tほどだが、普段は1t未満でだいたい0.5t位のものを手書けているようだ。ちなみに、イプシロンのワンポイントとなっている赤い輪が、M-Vの系譜であるせめてものデザイン上の抵抗とのこと(笑)

そして、M-Vの各段の分離で使われている手法についての解説。一段目については強度が必要なので、火薬でアルミ板を焼き切る。上の方になればなるほど振動が大敵になるのと、強度上の要件が比較して少なくなるのでまた別の方法にする、という具合に使いわけているらしい。ただ、イプシロンロケットでどの段でどうするかはまだ未定、との事。

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夕食は適当に調べた串焼き/串揚げの店。なかなか当たりの店だったようで、いずれも美味しかった。写真は串揚げの一部と、フォアグラの串焼き。暑いのでビールが実に良かった。

  1. M-Vはミューファイブ、と公式にはあるがどの方も大体「えむご」と発音していた。 []

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