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科学

書きおろし日本SFコレクション NOVA 2

何題か気にいったものを。全体的にはかなりまとまったSF(の範疇に十分入るもの)が多かった気がする。

「かくも無数の悲鳴」
いかにも神林節の認識物だが、異星人によりころころと基盤となる理論がかわるのが面白い。

「バベルの牢獄」
電子出版できない小説。こういう遊びがある限り、本は生き残れると思う。普通に内容だけで楽しめるし、仕掛けを知るとまた何度も読み直したくなる。

「夕暮れにゆうくりなき声満ちて風」
電子出版できない第二弾。正直まだ全部追えてません。ちなみに注意書きには通勤電車の中で読むなとあったが、通勤電車の中で読んだ。

「東京の日記」
外国人の日誌風に東京を描写しつつも、何かがおかしい。では背後に何があるのか、というのでまた一編書けるのだろうが、それを語らないのもまた描写なのだろう。こういうのは外伝とかスピンオフの方式に使うと面白いかもしれない。

「クリュセの魚」
今回の中で、バベルの牢獄と並んで代表作としたい一作。最初はスタンダードにボーイミーツガールだけど、最後の景色と題名からまた想像が進む。

「マトリカレント」
SFで海へのパラダイムシフトというのは大抵人体を極端に改造したり、がちがちの構造物に立て籠るものだけど、シームレスに繋いでみた場合にどうなるか、という一編。フロンティアが宇宙に向くことが無さそうな話でもある。

はやぶさカプセル公開 〜JAXA 相模原キャンパス 特別公開

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はやぶさ目当てに友人達と参加。事前にはやぶさのTwitterで金曜日の状況は流れていたので、ペットボトル二本、帽子、うちわ、薄い長袖、日焼け止め、と準夏コミケ装備級で用意しておく。他の人を見ると、ペットボトルを凍らせたり、冷却装備を追加する人もいたようだ。流石ベテラン勢(何が)

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9時すぎに現地の駅について、無料バスが9:30からだったので10分程歩いて現地に到着。すると、列がずらり。どうやら片方がはやぶさの列らしいので辿っていく…敷地を横断して角までいってもまだ続く。結局最後尾札を見付けて並んだ時には、「4時間くらい覚悟すればいいかな」程度の位置だった。

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どの位かというと、敷地を曲って角までいってから敷地の一片を横断、門から出て壁の逆側をまた横断、そこから道路を渡ってさらに2/3の距離程横断、かと思いきや途中で別な敷地に折れて木々の中の散策道をぐるりと一周大回りでひきまわされてから、やっと現地の博物館敷地に到着。そこから更に3折り半位広場内でうねってから、やっと施設内へ。一端中に入ったら後はわずかなもので、無事にご対面というところ。丁度12時頃だったので、トータルで2.5〜3時間位。

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途中でペットボトルの販売や、露店も出ていたが、流石に氷物系は瞬殺されたいたようだ。ついでに、上映会などの系列のイベントもほぼ瞬殺。便乗商品として、イトカワ揚げパンやはやぶさ煎餅(大・小)などがあった。買い出しにいったのを見てみたが、しっかりと曲りかたがイトカワ。そして、その場で揚げたて…この暑さなのに。

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歩いて周囲をまわって見るだけなので、はやぶさの残したものとのの対面はわずか数分程度。展示物は、ウーメラに降りたパラシュートと、そのカプセルのインスツルメントモジュール、搭載電子機器部、前面ヒートシールド、背面ヒートシールド。そして、比較用に再突入カプセルのエンジニアリングモデル。ヒートシールドなどの下には鏡が置かれており、内面も見られるようになっていた。

パラシュートは目が荒く、40km/secでの硬着陸用というのもうなづける。対衝撃用に電子機器は樹脂で固めてあるそうだが、そこはよくわからなかった。背面ヒートシールドは事前の情報通りに網の目のように金色の部材が焼け残っている。そして、蒸発により大気圏の圧縮による加熱に耐えて硬着陸にも耐えた前面ヒートシールドは、南部鉄器のように複雑かつ微細な模様が色々と見てとれる黒い肌だった。実際に使われたとはとても思えない綺麗さ。背面ヒートシールド他が色々きっちり残っていることからして、所定の性能を十二分に発揮した理想的な帰還だったのだとわかる。

思うに、今回のはやぶさの残したものの展示は「月の石」と同じようなものだと思う。それ単体ではコンテキストを知らないとよくわからないし、学術的な価値に至っては専門家にまかせるしかない。だけれども、見る人にはコンテキストは共有されているし、だからこそこのパラシュートが、部品が、何げない鍋釜のような塊が、60億キロという比較しての想像ができない旅路を終えて、今ここにあるという感慨を引き起すことができる。そして、海外では違う所もあるようだが、少なくともここにあるのははやぶさの残したものであって、はやぶさそのものではない。そういう共感が存在する。それを味わいに長時間並び、そして見たのだ。

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なお、はやぶさの模型とイトカワの模型が展示室近くにあったのだが、凄い人混みだった。そこから少し離れた所に今Twitterで話題のイカロスとアカツキの模型もあったが、そちらはがらんとしたもの。この落差が少々悲しい。イカロス君(@ikaroskun)の無茶ぶりとか楽しいのに…。

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はやぶさの残したものを見た後は、研究所に戻って食堂でお昼。カツカレーを頼んだはいいものの、人手が凄いので場所がなく、結局外で丁度空いたところでテーブルを確保し食べた。その後は、5つある会場の各所の公開品を見学。

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中継で同じみのはやぶさの模型展示。展示についている人がつぶやきに反応してくれる位に熱心に解説されているので、はやぶさのイオンエンジンだけ側は放熱のために銀色だとか、太陽電池の裏が配線になっているとか色々と教えてもらえた。

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最後のはやぶさ通信途絶の時に使われたホワイトボード。意味はわからないが、実際の運用で使われたラフさと丁寧さがある。

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はやぶさカプセルの位置を電波探査した探査局の一つ。この横で実際に動かして電探してみようというのをやっていた。そして、何故か近くに落ちている宇宙イモの札。

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イカロスの展開前の姿と、実際に展開された1/4の帆。展開前の方の近くでは、イカロスに搭載した電子機器や、フィルム(ぺらぺら)、太陽電池などの展示も行われていた。

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最初に外に並んでいる時に冷気が流れてきて有り難かった電波暗室。奥にあるのは先程もあったカプセルの電波探査局。アップルで噂の電波を吸収するトゲトゲ壁もある。実際のものには薬品が使われているらしく触るなとあったが、手前に触れるモデルがあり、触るとスポンジのようにふにゃっとして、強くすると多分ボロボロと崩れそうな脆さを感じた。

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イプシロンロケット系の講演を途中から聞く。外に展示してあるM-V[1] の二段目は地上燃焼試験に使われた実機で、試験用にノズルを切った後がくっきりと色でわかるようになっているのだが、その試験の様子やビデオ等。質疑応答によると、M-Vの燃料の材料比はおおざっぱに言えるが、12%のバインダーが曲者で、色々作ってみたけれどもいちばん 難しいものとの事。二段目の燃料は33tほどだが、普段は1t未満でだいたい0.5t位のものを手書けているようだ。ちなみに、イプシロンのワンポイントとなっている赤い輪が、M-Vの系譜であるせめてものデザイン上の抵抗とのこと(笑)

そして、M-Vの各段の分離で使われている手法についての解説。一段目については強度が必要なので、火薬でアルミ板を焼き切る。上の方になればなるほど振動が大敵になるのと、強度上の要件が比較して少なくなるのでまた別の方法にする、という具合に使いわけているらしい。ただ、イプシロンロケットでどの段でどうするかはまだ未定、との事。

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夕食は適当に調べた串焼き/串揚げの店。なかなか当たりの店だったようで、いずれも美味しかった。写真は串揚げの一部と、フォアグラの串焼き。暑いのでビールが実に良かった。

  1. M-Vはミューファイブ、と公式にはあるがどの方も大体「えむご」と発音していた。 []

ASCII.jp のJAXA特集が良い

ASCII.jp:“JAXAの真田ぁ~ず”に総力インタビュー!

これは良い特集。

運用終了マークもヤマトだったし、矢張り「こんなこともあろうかと」動画はJAXA内部でも人気なのか。

はやぶさ、ありがとう

はやぶさ帰還 オカエリナサト

今日、はやぶさが帰還する。7年の旅路を終え、はるか彼方のイトカワの欠片を抱いて。

大気圏突入予想時刻は23:50頃。そこではやぶさは燃えつき、欠片を抱いているであろうカプセルがオーストラリアのウーメラ砂漠に落下する。

18:00からいよいよはやぶさ管制室のライブ中継、23:30からは現地からのライブ中継

さて、お迎えの準備をしなくては。

最近のゲームAI

GDC2010 報告会の資料 「Killzone 2」「The Sims 3」のAIから辿って、デジタルコンテンツ制作の 先端技術応用に関する調査研究報告書 2008年度をざっと読んでみる。

画像に音楽AIに職業状況等多彩な情報が盛り込まれたいたが、一番の興味を引いたところは矢張りAI。近年のAIは知覚系-体-思考を完全に分離した上で、対応する状況の粒度を変えた階層構造を持ち、メタAIやメタメタAIが連携してタスクをこなす構造がスタンダードらしい。

それで思い出したのがGPMや絢爛舞踏祭なのだが、言及が無かったのは資料の開示があるかどうかが大きいのかな。絢爛は一応攻略本にAIの概説程度は書いてあったけれども、確か欲求ベースのモデルで、The Simsで示された例に近い構造を持っていたはず。あれは観察していてなかなか愉快なAIっぷりだった。

「障害」「障碍」の利用

「「改定常用漢字表」に関する答申案」を漢字小委員会が承認 – もじのなまえ
第42回漢字小委員会より「障害」「障碍」の違いについての歴史的経緯を読む。

障碍だとかえって魔王とか悪霊的な意味になるのか。かつて法律での障害は配慮した言い方だったけど、今は滅多に使われないから逆に障碍が良い意味っぽく感じると

心理的な問題もあるから難しいだろうが、結論が出るのを見守りたい。

エイヤフィヤットラヨークトルの噴火

Togetter – まとめ「2010年春アイスランド火山噴火:専門家系TL」を見ると、どうやら先日紹介したのは噴煙の話で、飛行機にとって脅威の火山灰雲とはまた違うらしい。

EUや日本の認知もまた色々あるようだが、詳しくは該当タイムラインを参照。

この違いは納得できるので、覚えておこう。

火山灰の情報視覚化

アイスランド南部のエイヤフィヤットラヨークトル(Eyjafjallajoekull)火山の噴火で、英国のヒースロー空港などが閉鎖されている。アイスランドからの影響を受けるんだなあと思っていたら、良い情報を発見。

ESA – Observing the Earth – Animation of the ash plume from Icelandic eruption

一発で納得。火山灰に含まれるSO2を検知したものだが、ぐるりと半円を描くように火山灰が英国を包囲している。これは確かにどんなハブ空港でも閉鎖になるわけだ。侵入方向が限定されまくっているし、この先を考えると今頃はほぼ円になっていても驚かない。上空の気流がそうなっているのかな?

「無い」ことを適切に伝えるデザインは難しい

できないことのデザイン – レジデント初期研修用資料

成功したデザインは、できることだけでなく、できないことを、ユーザーに正しく伝えることができるから、ユーザーは、道具の機能を容易に想像することができるし、ユーザー自身もまた、デザインを通じて、機能の改良に貢献することができる。

マニュアルとかを書く機会があるけれども、これが難しい。形状や雰囲気からユーザに提示することをアフォードするというけれども、無いことをアフォードするためにはまず複雑だと難しいし、余分なものがありすぎても難しい。

だからウェブサービスでも単機能のものがわかりやすさという点で最初は有利だし、例えば私のサイトのような旧いタイプのごちゃまぜはPVを稼ぐすべはないだろう。求めてもいないけどね。

逆に意図せず「ない」ことを伝えてしまう場合もあるので、そちらも注意したいものだ。人は食事所でメニューがあれば、多少壁にポスターがあったところで、メニューに無いものは思いいたりにくい。思えるとすれば、それは「壁に有用な情報がある」と十分知っている場合だ。多機能すぎて使われない機能が多数、などもこれに当たるのかな。

そういう意味では、最近使ってみているRODIAのメモ帳(5×5)は罫線の濃さが書くということを逆側にアフォードしてしまっていて、ちょっと苦手。近くの文具店にMnemosyneの新作が早くはいらないものか。

また一人巨星が落ちた

浅倉久志氏=翻訳家 : おくやみ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

いつも目にして自然と覚えた名前だけに、衝撃も大きい。

貴方のおかげで知った作品は数多くあります。色々と良い翻訳作品をありがとうございました。

「世界一を目指す必要があるのか」という無理解の被害

次世代スーパーコンピュータは「予算大幅削減」、凍結の可能性も

同会議の作業チームは2010年度の概算予算のうち、同事業に対する補助金約268億円について審査。「世界一を目指す必要があるのか」といった意見が出たという。

基礎技術の継続や、知見の継承を怠る政権などさっさと失脚してしまえ、と呪いたくなるね。何故日本で高度な艦船や高度な宇宙機が作れても高度な飛行機は作れないか、戦後の教訓を知らないのだろうか。

基礎も応用も技術はノウハウの塊であり、応用技術は基礎技術の蓄積の上に立つ。ノウハウは技術が継承されないと消えていく。紙の残った理論だけでは高度な技術の再現はできない。「応用だけでいい」と言えるのは基礎技術が誰かによりパッケージング化されて提供されている場合に限る。

かつて日本にも零戦とか色々開発できる位に航空産業があった。しかし戦後航空技術が禁止されてノウハウの継承が途絶えた。結果として、今は自動車会社が全くの「新規参入」で最初からやりなおしている程の細々とした産業になっている。

ましてスーパーコンピューティング事業はパソコンの高性能化同様進歩の著しい分野であり、一度止めたらそれを支える研究者が逃げ出し(彼等だって成果(=論文)が無いと生活できない)、そしてノウハウは継承されず(どこに行き先が?)、メーカーも部門を止め(優秀な人員が残るわけがない)、5年後に復活させよう、となった所で発展途上国より少しマシ、程度の能力になり、二度と世界最先端の争いには加われないだろう。

「二位以下でもいいじゃない」は通じず「一位を目指すか、最下位グループに落ちるか」なのだ。

そして、昨今コンピュータの計算能力はあらゆる分野で力になっている。

論文を出されてもわからない(本当はこれが基礎となり応用技術に繋がり家庭に反映される重要な点なのだが)という人のために地球シミュレータの利用成果報告からわかりやすい産業利用を引いてくると、2010年から抜きだしただけでもこんなにある。なお、内容はわかる範囲でわかりやすく改ざんした。

  • 製鉄用の高炉のCO2排出の削減 (新日本製鐵株式会社)
  • 遠心圧縮機の空力騒音低減 (株式会社日立プラントテクノロジー)
  • 次世代高速新幹線の騒音軽減 (東日本旅客鉄道株式会社)
  • 車の空力改善 (トヨタ自動車株式会社)
  • 高性能タイヤの開発 (住友ゴム工業株式会社)
  • 電力用半導体デバイスの開発 (財団法人電力中央研究所)
  • 有機EL等の発光材料の開発 (住友化学株式会社筑波研究所)
  • 二酸化炭素地下貯留のシミュレーション技術 (大成建設株式会社)
  • 新薬開発のシミュレーション (キッセイ薬品工業株式会社)
  • 機能性ナノ粒子の設計 (株式会社東芝)

もちろん、科学研究分野でも地球シミュレータ研究成果リポジトリ Earth Simulator Research Results Repositoryを見ると、現時点で8年間2691件もの研究成果が登録されている。

繰り返すが、コンピュータの計算能力は各種分野における力そのものであり、「応用だけでいい」と言えるのは基礎技術が誰かによりパッケージング化されて提供されている場合に限る。そして最先端の技術は理論はともかくノウハウは提供されるわけが無いので、基礎が無ければ応用ができるわけがない。

ここで「多少遅くても問題ないのでは」という人がいるかもしれないので、計算能力が力という簡単な例をあげておこう。

例えば天気予報。1日の計算をするのに3日かかったら予報にならない。1日で終わる計算にしたら精度が下がってあたりにくくなる。そして、科学の進歩は「今まで無視していた細かい計算をきちんとする」など計算能力をどんどん使う方向で進む。昔は地域でしか予報が出せなかったが、今はピンポイントの範囲で予想できる、ということができるようになったのも計算能力のおかげだ。

例えばゲーム。PlayStation(初代)でPS3並の絵を書こうとしたら、1フレームに半年かかる(時間は適当)としよう。けれども一回計算して絵にしてしまえば、後はポリゴンに貼りつけることで綺麗な背景になりゲームに出せる。高性能の計算機で1週間で1画面づつ作れるとしてもやる価値はあるだろう。実際に、Finai Fantasy VII はそうやって綺麗な背景を作っている。最近のゲームも、GIという方法であらかじめ膨大な光の計算をしておいて自然なゲーム画面にしているものがある。

このように、開発競争の中で半年〜数年かかると役にたたないが、1ヶ月〜数ヶ月程度ならかけられる、そういった問題は数多い。これが研究分野になると数十年かかるのを数年で、とかにもなりうる。計算能力があるからこそ新しく試せる事もある。

スーパーコンピュータはそういう分野に使うコンピューターの最高峰であり、使いこなすノウハウも持っていないと数十分の一の性能になってしまうピーキーな機械である。絶対に「他所から買えばいい」ではすまないし、そもそもいつでも売ってくれるかどうかわからない。高性能コンピュータが輸出制限されている(いた)のは伊達ではないのだ。

だから私は分野こそ違うが一時期院生として科学の片隅に触れた身として、この理由による決定を恨むし悲しく思う。

# じゃあ今の京速スパコン計画はどうなの?となるとまた別の問題だが…。それは別の話、いつかまた別の時に話すとしよう。

[物欲] ループ物は好物です

午前中は歯医者に行き、詰め物の下準備として血塗れになりつつ歯石を取られてくる。

はたのさんからループ物だよー、という事で薦められたので購入。ループ物は大好物です。なんだかんだ言ってハインラインの最高傑作は時の門、ホーガンの最高傑作は未来からのホットライン[1]ですよね。未来の二つの顔も捨てがたいけど。そして学校を出ようは2巻が良い。

細部をつつくと多分色々あるのだろうけれども、期待に違わぬSF的なインフレーションぶりで大満足。紹介ありがとうございました。

  1. ところで、記憶によると最後は「もっと大容量の記憶装置を用意しろ」でオチていたはずですが、ウェブで感想をあさるとそうでもない感じ。原本が実家なので確認できない…気になるな。 []

新江ノ島水族館

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相方が前回時間の都合上スルーした新江ノ島水族館に行きたいというので、どうせJGCも新横浜だしという事で行ってみる。

江の電で、黒板手書きの小説風の宣伝を発見。凝っているなあ。しかし、駅でまじまじと読むには少々辛い位に甘ったるい文章です。

江ノ島を遠目に見ながら海の近くを歩いて水族館に到着。曇りなので楽だったけれども、晴れまくっているとさぞや日差しが大変なのだろう。

水族館としてはそこそこの広さで、水槽の見せ方が綺麗というのが第一印象。同じ水槽を複数箇所から覗けるようになっており、上ではシイラがたまにジャンプする様子が見られたり、岩場の影あたりに逆半球型の窓をつけて没入感がある状態で観察できるようになっていたりと、水槽を置くだけではなく見せる箇所をきちんと考えている作りであることがよくわかる。

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小規模な水槽も多彩で、渓流のような流れで魚がジャンプする様子が赤丸で観察ポイントを示して見られるようになっていたり(残念ながら見られなかった)、アナゴがブロックにみっしりと詰まっていたり、普通の水槽かと思いいきやネジレカラマソという針金っぽいサンゴが下にいたりして、どれも立ちどまってじっくりと観察したいものばかり。

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ペンギンのイベントがある時間になりそうだったので、一部飛ばして奥のペンギンゾーンへ。江ノ島ではフンボルトペンギンが主で、一羽だけケープペンギンだそうで、首の白い線の太い方がケープ、だそうです。

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今迄の経験から、ペンギンは芸をしないし餌を食べるショーになるのかな、と予想していたら、なんと呼ばれて忠実に飼育員の後をついていくケープペンギン。それだけでも驚きなのに、今度はフンボルトペンギンも。あげくの果てには指示に従って岩場の上に登って外周をぐるりとして、水に飛びこむ。ペンギンが芸をするとは予想外でした。ちなみに、換羽の時期だそうでいつもとは参加するペンギンが違った様子。

ショーが終わってから、残りの箇所をまわる。「なぎさの体験学習館」というのが併設されているのだが、園外扱いになるらしく、再入場のチケットをもらっての見学。海辺の漂流物などの展示がありました。

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この水族館で地味だけれども凄いのが、深海魚の研究。高圧用や温度などを様々に設定したディープアクアリウムでの生態展示がトロステでも取り上げられた事がある位に有名。もちろん標本も沢山。

そして、昭和天皇、今上天皇、秋篠宮文仁親王の研究に関するコーナー。クラゲなどを見て終了。

海辺で少々遊んでから江ノ島に渡り、弁天様にお参りだけしてくる。

皆既日食

待ちにまった皆既日食。しかし、都内は雨気味と曇り気味で全然駄目っぽく、LIVE! ECLIPSE 2009などの中継サイトを見ようにも混雑しており当然のように繋がらない。

そうこうしているうちに終わってしまい、家でYouTubeのNHK映像等を見て驚くことにする。

うーむ。天候のせいでどうしようもなかったとはいえ、ちょっと残念。

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